調査の依頼内容
今回の依頼は確認調査。 クライアントと対象者(妻)は別居期間が5年を超えている。 最近、どうやら別居している妻に「いい人(恋人?)」ができたという話を知人から伝え聞いた。
目的としては慰謝料請求ではなく、「恋人がいるなら離婚の話を進めたい」というもの。 5年も別居していると婚姻関係の破綻を認められる可能性が高く、慰謝料請求は難しくなる。
浮気調査の地域は八王子、相模原、町田と、市境が入り組んだエリア。 対象者の自宅は八王子にあり、ここから調査を開始する。
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初日の調査
別居期間中、クライアントと対象者は全く連絡を取っていない。 そのため、対象者が普段どのように行動しているのかは不明。 とりあえず日曜日の午前10時から調査を開始した。
昼過ぎ、対象者の自宅付近で張り込んでいると、一台の車が停まった。 車から降りてきたのが対象者。 運転席に乗っているのは男性だった。
対象者はそのまま自宅へ入り、男性は車で移動。
調査初日なので慎重に車を尾行した。 すると、車で5分ほど走ったところが男性の自宅と判明。 この日は対象者の家には入らず、そのまま男性と別れたため、初日の調査はここで終了。
2回目の調査
次回の調査では、開始時間を早めることに。 午前9時前、また男性が車で迎えに来た。
そのまま相模原方面へ向かう。
何か特別な動きがあるかと思ったが、ただの買い物。
ここで手を繋ぐとか、二人が親密な関係にあることがわかるような行動をしてくれればいいのだが、 一定の距離を保ち、そういう素振りは見られない。
買い物を終えると、そのまま対象者を自宅に送って、男性も帰宅。
3回目の調査
3回目の調査も同様の動き。 行った場所が町田方面に変わったくらい。
このままでは証拠としては弱い。 別日に、対象者が男性の自宅に出入りしているところを押さえた方がいいのか?
浮気の証拠として確実なものを取るなら、自宅での宿泊が必要。 しかし、対象者には子供もいるため、宿泊の可能性は低い。
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4回目の調査:決定的証拠
4回目の調査で毛色が変わった。 この日はまた相模原方面へ。
いつも通り男性の車で移動し、コインパーキングに車を停めた。 そこから買い物をし、食事をして店から出てきた。
すると……腕を組んでいる。
これまで距離を保っていた二人だったが、ここでついに恋人関係らしい動きが見えた。
これでクライアントは離婚話を進める口実ができるだろう。
欲を言えば、コインパーキングの少し先にラブホテルがある。 ここに入ってくれれば決定打になる。
そう思って見ていると、二人はまっすぐ車に向かった。
やっぱり行かないか……
バイクにまたがっていた調査員と連絡を取りながら、車が動き出すのを待つ。 ところが、対象者と男性は車に乗らず、コインパーキングを出た。
「ん? どこ行く?」
そのままラブホテルの方向へ歩いている。
「行くのか?」
ラブホテルの出入口にカメラのピントを合わせる。
そして、そのまま二人は迷うことなく入っていった。
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申し分のない調査結果。
ラブホテルから出てきたのは2時間弱後。
この決定的瞬間を撮影し、クライアントに報告。
「これで離婚の話がしやすくなる」と喜んでいた。
調査の結果とクライアントの決断
離婚となると財産分与などお金の話が絡んでくる。 しかし、クライアントにとっては一歩前進した形になった。
裁判になれば、今回の証拠が有利に働く。 慰謝料請求は難しいかもしれないが、スムーズな離婚には十分な材料。
5年の別居の末に、やっと踏み出せた離婚への第一歩。
探偵としては、スッキリとした調査結果を出せた案件だった。
この案件を通じて改めて感じたのは、別居期間が長いと婚姻関係の破綻が認められやすくなるということ。 もし不倫を理由に離婚を考えている場合は、別居の有無や期間も大きな要素になる。
そして、調査においては焦らずじっくりと対象者の行動パターンを把握することが重要だ。 今回のように、最初は何の証拠も取れず地道な張り込みが続くこともある。
しかし、粘り強く調査を続ければ、必ず決定的な瞬間を押さえられる。
クライアントの望む形で問題解決へ導くのが探偵の仕事。 今回もその役割を果たせたことに、ひとつの達成感を覚えた。
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