あなたは、朝の出勤途中。
半分以上寝ぼけている。
近くにかなりの美人さんが乗車してきた。
あなたの脳は、若干活気づき、
「なんか今日はいいことありそうだな」なんて、思っていると・・
「キャー、チカンです!!!」
あなたはギョとする。
なんせ、指を差されたのはあなた自身だから。
(オイオイ、マジかよ、なんもしてねぞ・・・)
次の到着駅で腕を掴まれて降ろされてしまった。
あなたが、狼狽してる間に、
女は駅員に向かって「この人チカンです」と叫んでいる。
だんだん怒りがこみ上げてきて、
あなたも怒鳴りだす。
「ふざけるな!!俺は何もやってない!!」
こんなのに付き合っていられないと思い、
逃げ出そうとした瞬間、駅員に取り押さえられてしまった。
(マズイ、どうすればいい!?
このままでは、会社には行けないし、何より冤罪だ。
くそ、くそ、くそ、
そういえば、俺には弁護士のツレがいた)
駅員室に連れて行かれ、警察を持っている間に弁護士のツレに電話かけた。
「もしもし、俺だ。 困ったことになった」
「なんだよ、朝早くから」
「やってないのに、痴漢で捕まってしまった」
「わかった、直ぐに行く」
いやな奴だが、この際しょうがない、助けてもらうしかない。
数時間後、ヤツは現れた。
俺は、留置所の中で半べそ状態だ。
「安心しろ、家族に電話して会社には急病で倒れたことにして貰った。」
「ああ、ありがとう・・・」
「災難だったな」
「なあ、俺は何もやっていないんだ、すぐに出られるだろう?」
「いや、無理だ」
「なんでだよ!!」
思わず怒鳴ってしまった
「いいかよく聞け、
痴漢は99%有罪になる。
裁判してもそこに正義なんてものはない。
無駄に容疑の完全否認を続けると、逃亡または罪証隠滅の恐れありと見られ、
最大23日間も拘束されてしまう。
そうなると、会社にもばれてクビだ。
ここからは迅速に対応しなければならない。
悔しいかもしれないが、早急に相手方に連絡を取り示談に持っていく。
意図的に触ったのではなく、偶然触れただけだ。
「過失に基づく損害賠償」として事件を終わらせる。
相手方に損害賠償金と「寛大な処分でかまわない」という旨の記載がある書類にサインを貰う。
そしたら、担当検事に
「示談が成立したし、故意のわいせつ罪で無駄に法廷で争われるより、不起訴処分の方が楽だと言って、処理させる。わかったか?」
「くそ、本当に何もやってないのに・・・なあ、裁判では勝てないのか?」
「ああ、負ける。仮に、運よく勝てたとしても、長期に渡った裁判のおかげで人生崩壊だぞ」
「ああ、わかったよ・・・」
「後、オマエ、ホームで怒鳴っただろう」
「えっ」
(やばかったか?)
「あれは、良かった。
「この人、おしり触っていました」と証言されるやつが出てこなかった。
まあ、本当はその場から逃げ出すのが一番の正解だがな」
「そうなのか」
「直ぐに弁護士の俺に電話してきたのも良かった。グズグズしていたら、人生崩壊だったぞ。」
「・・・」
「後は優秀な俺に任せて、オマエは留置所生活を満喫してな。まあ、犬に噛まれたと思って忘れろよ」
最後の一言は余計だよ・・・
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