「オイオイ、どうした?キャサリン」
「今、学校から連絡があって、マイケルが蹴ったボールが校庭から道路に飛び出て、
それを避けようとしてバイクが転倒したらしいの」
「なんだって!?」
二人は慌てて病院に向かった。
被害者は80歳代の男性で幸い命に別状はなく、
足の骨折程度ですんだ。
二人は被害者に謝罪し病院を後にした。
「あなた、一時はどうなるかと思ったが、足の骨折だけで良かったわ」
「そうだな」
それから、約一年半後・・・
男性の家族から損害賠償請求が届いた。
「あなた、大変よ!!男性は入院してから、認知症が発生して、そのせいで死亡したから、5000万払えって!?」
「オーマイーガッ!?
そんなの因果関係があるかどうか、わからないじゃないか。
それに、高齢者だし元々の持病じゃないのか?
5000万は高すぎる!!」
こうして、裁判で争われることになった。
少年側の主張は
〈1〉校庭でのこの程度の遊びは許され、少年に過失はない
〈2〉事故と男性の死亡に関連性がない
そして判決は・・・
「男性は事故で長期間の入院を強いられ、生活環境が激変し、死亡の原因になった」
と事故と死亡の関連性を認定された。
裁判長は「サッカーゴールに向けてフリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を越えて道路へ転がり出た。バイクの男性がボールを避けようとして転び、足を骨折。その後に認知症の症状が出るようになり、翌年7月に食べ物が誤って気管に入ることなどで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。少年は、蹴り方次第でボールが道路に飛び出すことを予見できた」
と少年の過失を認定、両親に計約1500万円の支払いを命じた。
「オー、ジーザスクライシス
なってこったい・・・
マイケル、オマエは悪くないよ。
不運な事故だっただけだよ」
父親は少年に力なく語り掛けた・・・
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