裏コンプライアンス・産業医

前回、産業医の診断により精神疾患者に陥れられると書きました。

今回はその産業医について書きたいと思います。

 

産業医は「労働衛生法」13条で定めており、「企業のなかで、労働者が健康で快適な環境にて仕事できるよう、専門的立場から指導・助言をする医師」です。

労働者数50人以上3,000人以下の規模の事業場では1名以上、労働者数3,001人以上の規模の事業場では2名以上選任されます。

 

医者なら誰でもなれるわけではなく、労働衛生コンサルタントの試験に合格するか、

日本医師会が認定した研修を修了するなどして、資格を取得していなければなりません。

開業医の方が、企業と契約する場合と、 (月に数回程度、出向という形)企業に雇われる形があります。

(一応、産業医は企業との契約なので数年契約という意味です)

 

後者は一般的な勤務医より報酬も高く、年収も部長クラス程、貰えるそうです。

ここからが問題点です。

後者の場合は社員とほぼ変わらない形態なので、会社の命令には逆らえなくなります。

そして、精神科の専門医でもないのに、精神異常の診断を下すわけです。

以前にも書きましたが、人は上司の命令にはなかなか逆らえません。

(詳しくはこちらから 権威への服従

それに、年収もいいので会社に逆らって、契約を切られたくはありません。

ある産業医にインタビュー記事でこんなのことが書かれていました。

 

うつ病で悩んでいる社員がいて、休職する際に、

会社側からの書類を渡されその書類にサインしてから、休職させるように指示されたそうです。

この書類には小さく、いかなる薬を常用している間は復職を認めないと書かれていたそうです。

表向きは、休職中の給料の支払いだったそうです。

 

その社員は、これが誓約書みたいになり、会社を辞めたそうです。

この産業医は気付かなかったとはいえ、サインを書かせたことに今でも心を痛めています。

 

 

 

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