DNA鑑定による浮気の証拠

先日TVでやっていたので、多くの方が見たと思うが、

妻の下着をDNA鑑定にかけ、不貞の証拠を立証したというものである。

女性は浮気(性交渉)をすると、シャワーなどを浴びても、相手の分泌物が残るため、下着にもその成分がつくため鑑定にかければ、一発で妻の浮気が判明出来る。

ここで、疑問点がいくつかある。

まず、下着。

これは、妻から譲り受けたものであればいいが、勝手に持ち出したものならば、窃盗罪になる可能性は十分にある。

 

相手の特定。

これだけでは、相手の特定は出来ないので、慰謝料請求は出来ない。

DNAがあるのだから、特定は簡単でしょ、と思う方もいると思うが、「不倫の証拠を判明させたいので、DNAを提出して下さい」と言って、DANを差し出す人はいない。

相手の方のDNAを採取しようと思ったら、並大抵の事では出来ない。

合法的にやろうと思えば、道に吐いた唾を採取するぐらい。

証拠能力としての低さ。

 

以前にも書きましたが、民法上の不貞行為の解釈は、継続的な肉体関係が必要です。

 

下着、1枚では、1度の証拠しかならず、相手が離婚請求を拒否した場合は、認められない可能性はあります。

(何枚もあれば、別ですが、途中で気づかれますよね)

 

TVでは、「妻は浮気を認め離婚した」と言ってました。

認めくれたから良かったですが、某芸能人はこのDNAの浮気の証拠を裁判で争っています。(芸能人側が浮気を否定)判決がいつ出るか分かりませんが、簡単に記事を読んだ限りでは浮気は認められるには無理がありそうです。

 

 

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