父子関係取り消し、認めず

先日、最高裁でDNA型関係で血縁なしでも、父子関係の取り消しを認めない判決があった。

この訴訟は3家族が訴訟を起こしており、母が原告の2組、父が原告の1組だ。

特にマスメディア等に取り上げられていたのが、母方が原告で父方が親子関係を維持したいと争っていた。

この父の言い分は聞いていると、切なくなる。

一旦自分の子と(思って）して、生まれて来て愛した。

一度、愛した感情は、血の繋がりはなくとも、拭うことは出来ないとのこと。嫡出子否認の訴えをした父側の方の情報はないのだが、血縁関係がない子を嫡出子と認めた場合、扶養の義務も生じ、財産も渡さなければならなくなる。

状況がわからないので、訴えを起こした父側を批判するつもりはない。

自分の血縁ではない子の、法律上の義務を背負いたくないのだろう。

両者の気持ちは、痛いほどわかる。

訴えを起こした、母側の弁護士によると、既に血縁上の父と再婚しており、その父親を「パパ」と呼ぶ。

「元夫から、面会を求められており、何かあれば不安だ。暮らしの現状を認めて欲しい」

この言い分も、もちろん分かる。

が、不貞を犯した元妻が悪い。

不貞は古来より罪である。

現代では刑法にかからないだけだ。

咎人は罰を受けなければならない。

罪を犯した母の罰が子に受け継がれることになった、判決だ。

今回、争われた、嫡出子推定の詳しい記事は、

HPのブログで

親子関係不存在の訴え

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