憲法第九条と世界平和

本日、8月15日終戦記念日である。

68年前の、この日を境に、日本は武力を放棄し、平和憲法への発足へ向かった。

翌年の1946年、11月3日、日本国憲法と公布され、47年の5月3日、施工された。

日本国憲法第九条

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、

国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、

国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

50年代、日本は高度経済成長期を迎える。

そして、70年代に差し掛かるころには、世界経済第二位まで発展を遂げる。

日本が敗戦国で小国のうちは、国際情勢には、蚊帳の外だが、

ここまで成長を遂げれば、そうもいかない。

そして、転機は訪れる。

湾岸戦争だ。

当時、多国籍軍が結成され、日本もアメリカに自衛隊の参加を要請されたが、海部総理は、憲法九条の理念に基づき、これを断った。

変わりに、130億ドルともいわれる、巨額の支援を行ったが、

国際的評価は得られず、小切手外交と揶揄されることになった。

～つづく

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